日立・アルストム,英国でハイスピード2社向け車両の製造・保守を受注

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2021年12月15日掲載
日立・アルストム,英国でハイスピード2社向け車両の製造・保守を受注

日立製作所のグループ会社である日立レール社とアルストム社は,日立アルストムハイスピード共同事業体(Hitachi-Alstom High Speed/HAH-S)が,英国ハイスピード2社(HS2社)と,HS2プロジェクトフェーズ1向け次世代高速鉄道車両の設計,製造,保守に関する契約を締結したと発表した.契約金額は19億7000万ポンド(約2957億円)であり,保守契約は12年間となる.なお,HAH-Sは,日立レール社とアルストム社の共同事業体である.

日立・アルストム,英国でハイスピード2社向け車両の製造・保守を受注

 本車両は100%電気で駆動し,軽量化,エアロダイナミクス,回生エネルギー,最新の駆動技術により,世界最高レベルのエネルギー効率をもつ高速車両で,英国に鉄道車両製造拠点を持つ日立とアルストムは,欧州で最も速い最高時速360kmで走行する車両を納入することで,乗客の移動時間を大幅に短縮する.
 HAH-Sは,ダラム郡やダービー,クルーにある施設(工場など)を新たにアップグレードして54編成の車両を製造する.英国を拠点とする企業が受注したことにより,数千人規模の環境価値向上に貢献する雇用を創出し,車両製造期間に毎年1億5700万ポンド(約235憶円)の粗付加価値(Gross Value Added/GVA)を英国経済にもたらすとしている.
 新形車両は,全長200m,1編成あたり8両で,プロジェクトのフェーズ1でロンドン—バーミンガム間を結び,在来線に乗り入れる.また,ストーク,クルー,マンチェスター,リバプール,カーライル,マザーウェル,グラズゴーを含む都市間の輸送能力と接続性を飛躍的に向上させるとしている.本車両の導入により,化石燃料で動く自動車や飛行機から,鉄道への移行を人々に促すことで,温室効果ガスの削減を図る.

画像はいずれも日立製作所提供