JR貨物が,九州向けに導入するEF510形「ECO-POWER レッドサンダー」の量産先行車EF510-301号機が,2021(令和3)年12月9日(木),川崎車両兵庫工場で報道陣に公開された.
今回公開された301号機は,現在,九州地区で運転されているED76形やEF81形の置換え用で,本州で運転されているEF510形とは異なる仕様とし,車体の塗装は,EF81 303号機などで親しまれている銀色をベースとしつつ,「ECO-POWER レッドサンダー」の愛称を継承したデザインとなっている.既存機と同じ発電ブレーキ関係の機器も搭載されているが,回生ブレーキの各種性能確認走行試験を実施し,結果を確認後に発電ブレーキ関係の機器は撤去される予定となっている.
写真はいずれも編集部撮影(取材協力:JR貨物・川崎車両)