JR東日本では,2021(令和3)年11月8日(月)から9日(火)にかけて,高崎車両センター高崎支所所属のEF64 37とEF64 1052が高崎→長岡→新津→土崎の経路で秋田総合車両センターまで配給輸送されました.けん引は全区間で長岡車両センター所属のEF81 141が担当しました.
EF64 37は1971(昭和46)年に新製されてから50年にわたり走り続けてきた現役最後の基本番台機で,2019(平成31)年2月の全般検査で原色・白Hゴムに復元されて注目されていました.
EF64 1052は1982(昭和57)年に新製された車両で,2018(平成30)年4月の全般検査で以前はEF64 1001がまとっていた,ぶどう色2号に白帯の塗色に変更されました.
両機とも近年は高崎車両センター高崎支所に所属し,高崎地区で臨時列車のけん引にあたっていたほか,2021(令和3)年3月に機関車けん引の工臨が廃止されるまでは甲府常駐機として中央線方面の工臨や団臨『信州カシオペア』のけん引を担当していました.今回の配給輸送は廃車のためと思われますが,今後の動向が注目されます.
写真:長岡にて 2021-11-8
投稿:坂本 新太