東京都交通局は,都営大江戸線の「子育て応援スペース」設置車両に,福音館書店が出版刊行する絵本「ぐるんぱのようちえん」の装飾を施した編成を追加し,2021(令和3)年9月29日(水)から運転を開始すると発表した.
大江戸線では,小さな子供を連れた乗客にも安心して気兼ねなく電車を利用してもらえるよう,「子育て応援スペース」を設置した車両を7編成運転している.この7編成に採用されている「きかんしゃトーマスとなかまたち」のデザインに加えて,新たに幅広い世代に長く読み継がれている「ぐるんぱのようちえん」装飾を施した2編成を追加する.これにより「子育て応援スペース」設置車両は合計9編成となり,運転本数も増やす.
「子育て応援スペース」は12-600形の3・6号車にあるフリースペースに設置され,運転時刻は,東京都交通局WEBサイトに掲載される.なお「子育て応援スペース」設置車両の運転時刻は,車両整備などの関係から現行では毎日異なるが,今回の運転本数の拡大にあわせて,一部の車両は毎日同じ時刻で運転する.このほか,大江戸線の全駅のホームドアに,「子育て応援スペース」設置車両の停車位置を知らせるステッカーが掲出される.
© Seiichi Horiuchi
画像上:車内装飾イメージ
画像下:車外ステッカーのイメージ
画像はいずれも東京都交通局提供