JR九州では,2021(令和3)年8月の大雨による被害のため,久大本線日田—豊後森間で列車の運転を取りやめ,バスによる代行輸送が行なわれています.全ての定期列車が運転見合わせとなっていた特急“ゆふ”・“ゆふいんの森”の代替として,8月21日(土)から,博多—日田間で特急“ゆふ”93・94号が運転されています.
この臨時“ゆふ”は,大分車両センター所属のキハ185系2両編成で運転されていますが,運転ダイヤは平常時のダイヤから変更が行なわれていないため,停車駅は鳥栖と久留米の2駅のみとなっています.
なお,この臨時列車には,ワンマン運転対応改造を受けて8月16日(月)に小倉総合車両センターから出場したキハ185 7が使用されており(写真手前),5月25日(火)に同様の改造を受けたキハ185 15に続いて2両目となっています.いずれも,車販準備室が設置されていなかった車両からの改造で,今後も同様の改造車が増加することが予想されます.
写真:日田—光岡間にて 2021-8-29
投稿:麻生 航太郎