阪急阪神ホールディングスと東急グループは,阪急電鉄・阪神電気鉄道・東急電鉄でそれぞれ運転している特別企画列車「SDGsトレイン2020」の運行期間を1年延長し,「SDGsトレイン2021」として継続すると発表した.
「SDGsトレイン」は両グループおよび3社が,国や自治体・企業・市民団体などと連携して,SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた多様なメッセージを発信するラッピング車両で,引き続き3社において最新省エネ車両を使用するとともに,走行にかかる電力をすべて(実質的に100%)再生可能エネルギーでまかなう.
延長期間は2021(令和3)年9月8日(水)から2022(令和4)年9月上旬(予定)で,阪急では神戸線・宝塚線・京都線とその相互直通区間,阪神では本線・阪神なんば線とその相互直通区間で運転する.東急電鉄では東横線・田園都市線・世田谷線で,東横線・田園都市線ではそれぞれの相互直通区間でも運転する.
なお,2020(令和2)年9月から2021(令和3)年7月までに使用した約7.3百万kWhの電力は,二酸化炭素排出量実質ゼロのエネルギーで調達しており,これにより二酸化炭素の排出量は約2800トン(25mプールの約2600個分に相当)削減した.
両グループは,社会課題の解決と事業の成長の両立を目指す「サステナブル経営」を掲げており,今後も,「SDGsトレイン2021」の協働運行をはじめ,さまざまな取組を進めることで,持続可能な未来の創造に貢献するとしている.
写真:阪急阪神ホールディングス・東急(株)提供