筑豊電気鉄道は,阪堺電気軌道との共同PR企画の第2弾して,阪堺電気軌道のモ161形に施されている緑地に黄帯の旧南海色(通称:ビークルスター)を3000形に実施すると発表した.
塗装は3000形3002号車(1編成)に施すもので,2021(令和3)年7月8日(木)から3年間運転する.なお,新型コロナウイルス感染拡大防止のため,運転開始のイベントなどは行なわない.
また,7月8日(木)から8月31日(火)までは,一部検査日を除いて固定ダイヤで運転される.詳しい運転時刻は,筑豊電気鉄道のニュースリリース(PDFファイル)で公開されている.
『阪堺電車×筑鉄電車共同PR企画』は,筑豊電鉄が5000形の製造メーカーであるアルナ車両から,5000形と同系種の車両を導入している阪堺電車を紹介されたことから発展したもの.企画は,阪堺電車の提案により沿線にある世界遺産(堺市「百舌鳥・古市古墳群」,中間市「遠賀川水源地ポンプ室」や,両社が同じメーカーの低床式車両(リトルダンサーシリーズ・タイプUa)を運転するなどの共通点があることから,新型コロナウィルス感染拡大状況の終息後に両社沿線へ誘客を図ることを目的に実施している.
企画第1弾では,西鉄北九州線廃止20周年企画として筑豊電鉄3000形3003号車(1編成)に再現した通称「赤電」塗装を,阪堺電車モ161形(モ162号車)にも施し,2020(令和2)年9月から運転を開始している.
写真はいずれも阪堺電気軌道・筑豊電気鉄道共同ニュースリリースから