福岡市交通局,七隈線に3000A系を導入 〜延伸区間の駅名は櫛田神社前・博多に決定〜

福岡市交通局,七隈線に「3000A系」を導入

福岡市交通局は,2022(令和4)年度の開業を目指している七隈線の延伸にあわせて,新形車両「3000A系」を導入すると発表した.

福岡市交通局,七隈線に「3000A系」を導入

 3000A系の「A」は「Advance」の頭文字で,4両4本が導入される.このうち2編成は,2021(令和3)年度冬ごろに運転を開始予定で,残り2編成は2022(令和4)年度に搬入され,営業運転を開始する予定.
 エクステリアは,延伸により空の玄関口である福岡空港へとつながるイメージや,希望の未来を示す,広く澄んだ青空をイメージした「スカイブルー」と,西南部地域の山々の稜線をイメージした「グリーン」を採用.車内は,博多駅への延伸をイメージできるインテリアをコンセプトに,博多織の五色献上色(紫・青・赤・黄・紺)と,「櫛田の銀杏」で有名なイチョウの木をイメージした,より明るい木目柄を車端部のシートや化粧板に採用する.
 感染症対策として,手すりや座席に抗菌・抗ウイルス素材を使用し,つり手・つり革・手すり・扉・座席など,乗客が触れる可能性がある箇所については,抗菌・抗ウイルス剤のコーティングを施す.コーティングについては今後,福岡市地下鉄の全車両においても実施される予定.

福岡市交通局,七隈線に「3000A系」を導入

 先頭車については,座席を7人掛けから5人掛けに短縮して出入口付近のスペースを拡大することで,スムーズな乗降と車両内での分散乗車や密の緩和を図る.優先席の一部シートには,座面を通常座席より60mm高くし,座面間に肘掛けを設置することで,立ち座り動作の負担を軽減する.さらに,優先スペースを全号車に設置し,車いすやベビーカー使用者が利用しやすいよう2段手すりを新設する.
 このほか,つり手形状の変更や設置数を増やすとともに,ドア開閉動作ランプの設置や,車内案内表示器をLEDから液晶にすることで,視認性を向上させる.

福岡市交通局,七隈線に「3000A系」を導入

 また,延伸区間のうち,中間駅(仮称)としていた駅名称は,櫛田神社前(くしだじんじゃまえ/Kushida Shrine)に決定した.
 これは.櫛田神社が「お櫛田さん」の愛称で,市民に広く親しまれており,櫛田神社に毎年奉納されている「博多祇園山笠」が,ユネスコ無形文化遺産に登録されていることや,多くの観光客や来街者が訪れる場所であることなど,駅の名称に採用することで,地下鉄の利用促進に繋がるとして決定した.
 なお,終着駅となる博多駅(仮称)については,そのまま博多駅を正式に採用する.

画像はいずれも福岡市交通局のニュースリリースから