同線の貨物営業は，岳南電車の前身である岳南鉄道時代の2012（平成24）年3月に終了したが，貨物営業時代に活躍し，今から90年以上前の昭和初期に製造された電気機関車をはじめ4両が，現在も岳南富士岡駅構内に留置されている．
　整備される公園には，上記の電気機関車などを展示し，一部の機関車については貨物営業当時の走行場面を少しでも再現するため，前照灯の点灯や汽笛の吹鳴を復元する整備も実施する．
　また，構内にはウッドデッキや市民や観光客がくつろげるスペースを設置し，夜は夜景電車の運転にあわせて機関車のライトアップも実施する．このほか，車両整備，フェンス設置などの安全対策工事を行なう．
　塗装作業は，塗装店のボランティア活動団体である「塗魂ペインターズ」（静岡エリア）の協力を得て実施し，8月中旬の完成を目指す．なお，公園の名称については現在，選定中としている．

写真：岳南富士岡駅にある現在の電気機関車の状況（岳南電車WEBサイトから）