京浜急行電鉄は,2021(令和3)年度に鉄道事業において,総額約206億円(うち安全対策設備投資は約194億円)の設備投資を行なうと発表した.
車両については,2021(令和3)年4月から運転を開始したロングシートとクロスシートの切替が可能な新1000形4両3本を新製するほか,既存の新1000形のうち8両1本の更新を実施する.
連続立体交差化工事については,泉岳寺駅~新馬場駅間連続立体交差事業に本格着手する.大師線連続立体交差事業(第1期)工事においては,東門前—小島新田間の地上整備を進める.
耐震補強を含む駅改良工事は,ホーム上家延伸(京急東神奈川駅,黄金町駅,浦賀駅),エスカレータ更新(新馬場,羽田空港第1・第2ターミナル駅),駅舎耐震・改良(花月総持寺,金沢八景駅,羽田空港第1・第2ターミナル駅)を実施する.ホームドアの設置については,平和島,京急東神奈川,日ノ出町,追浜,汐入の各駅で進められる.
このほか,電路,変電所,信号保安,保安通信など,各設備の改良・更新を行なう.安全対策として,運行管理支援システムの導入や発光信号機の増設,踏切障害物検知装置の改良も行なう.
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