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名鉄,「エリア版MaaS」の実現に向けた取組を実施

名古屋鉄道 2000系“ミュースカイ”

▲写真:名古屋鉄道2000系“ミュースカイ” 百々貴俊撮影

名古屋鉄道は,2022(令和4)年3月に,エリア版MaaSアプリ「(仮称)新名鉄Touch」の初期リリースを目指すと発表した.

名鉄,「エリア版MaaS」の実現に向けた取組を実施

▲開発中の画面イメージ(アプリリリース時には上記の画面イメージと実物が異なる場合があります)

 これは,名鉄グループ沿線・地域(愛知県・岐阜県中心)で日常的に利用者を対象に,地域の交通・生活・観光サービスを繋ぎ,シームレスでストレスフリーな移動の実現を目指す「エリア版MaaS」(Mobility as a Service)構想の一環として進めるもので,人口減少やデジタル社会の進展など取り巻く環境が激変している中で,デジタル技術を活用してさまざまな移動や生活サービスをシームレスに提供する.
 名鉄グループの考える「エリア版MaaS」の構想イメージでは,第1段階(フェーズ1)として,新しいアプリをリリースして実装機能の追加・増強を図ることで,出発地から目的地までのシームレスでストレスフリーな移動を提供し,利用のしやすさや使い勝手の向上を図る.あわせて,地域のさまざまなパートナーとの連携の基盤となるエリアのMaaSプラットフォームを構築する.
 第2段階(フェーズ2)では,地域のさまざまなパートナーとの連携の強化を図り,沿線・地域の生活に根差したサービスや観光施設との連携を図る.具体的には,地域の商業施設や物販・飲食店舗への送客促進,観光施設との連携による観光周遊促進,地域内交通との連携による高齢者や地域住民のおでかけ促進などを進める.
 将来的には,エリア全体の長期の価値向上を目指し,地域が抱える課題への対応や,新形輸送サービスとの連携,移動データの活用・連携を進める.さらに,国内の他エリアのMaaSとも連携し,地域在住者に加え,全国からの利用者に対するサービスの提供を目指すとしている.

名鉄,「エリア版MaaS」の実現に向けた取組を実施

▲「地点間検索・マルチモーダル検索機能」のイメージ

 エリア版MaaSアプリ「(仮称)新名鉄Touch」は,既存のアプリ「名鉄Touch」をほぼ全面的にリニューアルする.おもな実装予定機能は,検索対象となる交通機関を拡充するとともに,鉄道やバスのほか,徒歩やタクシーなどの移動手段を加え,任意の出発地から目的地までの最適な交通手段の検索を無料でできる「地点間検索・マルチモーダル検索機能」や,「デジタルチケット機能」,名鉄電車の地図式の列車運行情報・列車位置情報を提供する「リアルタイム情報の提供」などを予定している.
 サービスは,2022(令和4)年3月の初期リリース後,2022(令和4)年度以降に機能ごとに順次リリースを計画する.

一部の画像は名古屋鉄道のニュースリリースから