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JR東日本,2021年度のホームドア整備計画などを発表

JR東日本E233系1000番代

写真:JR東日本E233系1000番代  編集部撮影  東大宮操車場にて  2007-9-27(取材協力:JR東日本)

JR東日本は,2021(令和3)年度のホームドア整備計画などを発表した.

JR東日本,2021年度のホームドア整備計画などを発表

▲ホームドア整備状況

 ホームドアの整備については,2020(令和2)年度末までに山手線,京浜東北・根岸線を中心に線区単位では72駅・142番線で整備が完了している.2021(令和3)年度に整備が決定している駅は,京浜東北線 田端駅や根岸線 山手駅をはじめ21駅・42番線(線区単位)で,このうち横浜線 長津田駅や常磐緩行線 馬橋駅など11駅については,「スマートホームドア®」を積極的に導入することで,ホームドア整備の早期展開を目指す.
 なお,中央・総武線の錦糸町駅では,2021(令和3)年4月3日(土)にホームドアの使用を開始し,横浜線 長津田駅は4月,浅草橋駅は5月に使用が開始される予定.このほかの駅については準備ができ次第,順次使用開始する.
 ホームドア整備にあわせて,引き続きホームのかさ上げや「くし状の部材」を設置し,ホームと車両の段差やすき間を縮小する.2020(令和2)年度末時点では山手線,京浜東北線,中央・総武線各駅停車の65駅に設置しており,今後もホームドアの整備にあわせて設置する.

JR東日本,2021年度のホームドア整備計画などを発表

▲補強工事簡素化のイメージ(左)と新形ホームドアのイメージ

 このほか,ホームドアの早期整備に向けた取組では,ホームドアの設計に適用する荷重(風・推力)を見直すことで,ホーム補強工事の簡素化を図る.また,「乗客の安全・安心の実現」と「工事期間の短縮・早期使用開始」をコンセプトとした新形ホームドアの開発も進める(導入時期は未定).
 ホームドアに関する総合的な取組では,2018(平成30)年に「東京圏ホームドア整備推進室」を東京支社内に設置し,ホームドア整備に関する計画・設計・工事管理の一元化や,工事の品質向上と整備の早期化を積極的に進めている.あわせて,駅社員や乗務員のオペレーションのレベルアップを目的とした訓練装置を,16箇所・計22台を整備した(2020年度末時点).
 グループ一体となった取組では,JR東日本メカトロニクスの機械設備技術研修センターを活用した施工・メンテナンス人材の育成と,充実した設備環境を活用した品質向上と技術開発を進める.
※「スマートホームドア®」は,JR東日本メカトロニクス(株)の登録商標です.

特記以外の画像は,JR東日本のニュースリリースから

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