井原鉄道では,倉敷市大原美術館が所蔵する絵画を現代美術家太田三郎氏が切手風にアレンジし,車内外にラッピングした「アート列車」が,2021(令和3)年3月21日(日)から運転されています.
使用車両はIRT355-09で,車内はセミロングシートからオールロングシートに変更し,対面空間を確保しつつ各種の企画に対応し易くされました.車内外とも金色にラッピングされ,窓に貼り付けたフィルムは「備中観光ラッピング列車」と同様特殊なもので,車内からは沿線の風景を楽しむことが可能です.改装費はクラウドファンディングを活用しており,「夢やすらぎ号」とともに,ひときわ目を引く存在として,今後の活躍が期待されます.
写真:早雲の里荏原—井原間にて 2021-3-27
投稿:大賀 宗一郎