JR北海道は,佐川急便と共同で,北海道新幹線を使用した貨客混載事業を,2021(令和3)年3月24日(水)から開始すると発表した.
輸送品目は,佐川急便が道央・道南地区から青森県域へ配達する宅配便荷物で,新函館北斗—新青森間(148.8km)において,平日の上り列車1本を対象に荷物を積み込む.新函館北斗駅では,佐川急便函館営業所の担当者が,宅配便荷物が入った専用ボックスを列車内(客席)に積み込み,新青森駅では,佐川急便青森営業所の担当者が専用ボックスを列車内から取り下ろす.
また,JR東日本グループと連携し,北海道産の生鮮品や駅弁などを新幹線を使用して東京駅へ輸送する法人向け事業も検討しており,事業化に向けて調整中としている.輸送方法については,宅配便荷物とは違い,新函館北斗駅に持ち込まれた生鮮品や駅弁を新幹線の業務用室に積み込み,東京駅へ輸送する.東京駅到着後,生鮮品は都内の飲食店舗などへ輸送・納品され,駅弁は東京駅構内の店舗で販売する.
特記以外の画像はいずれもJR北海道のニュースリリースから