阿武隈急行は,2021(令和3)年3月13日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
今回の改正では,列車の遅延や運休の拡大を防止し,自然災害や輸送障害などに強い車両の運用とするため,輸送体系を見直し,路線を福島—梁川間,梁川—丸森間,丸森—槻木間の3エリアに分割して車両を運用する.これにともない梁川と丸森では,一部列車が同一ホームでの乗換えとなる.
福島—梁川間については,始発駅の発車時間を約40分間隔のパターンダイヤで運転し,運転間隔の均等化を図る.パターンダイヤ化することで上下各3本が減便となり,上下各2本は減便となる朝の通勤・通学時間帯(6時〜9時)については,4両編成の列車をこれまでの1往復から3往復に増発することで輸送力を確保する(土休日は2両編成で運転).
丸森—槻木間は,列車のすれ違いが可能な駅が2駅(角田・東船岡)しかないことから,パターンダイヤではなく,時間帯により異なる間隔で運転する.
丸森発の下り始発列車は5:15発(槻木5:37着)に繰り上げることで,仙台6:36発の東北新幹線“はやぶさ”2号に接続可能とする.これにより東京駅への到着時間は,これまでよりも57分早くなる.あわせて,槻木発の上り最終列車を0:34発に繰り下げることで,東北新幹線の下り最終列車である“やまびこ”223号(仙台23:47着)および東北本線の上り最終列車(仙台0:02発→槻木0:30着)からの乗継ぎを可能とする.
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