京都丹後鉄道は,走るダイニング列車“丹後くろまつ号”の2021年春・夏コースの運転を,2021(令和3)年4月2日(金)から開始すると発表した.
2021年春・夏商品では,内容を一新し,福知山から天橋立での途中下車をはさみ,西舞鶴までの約4時間30分の列車旅を堪能できる「旅する伝説味わいコース」と,西舞鶴から天橋立までの約1時間を気軽に楽しめる「選べる丹後味わいコース」の全2コースとする.
「旅する伝説味わいコース」(税込19000円)では,福知山産玉露を使用したアイスや,北畿ファーム産完熟苺を使用したケーキなど,天橋立をモチーフに盛り付けたスイーツプレートと,細川ガラシャや安寿姫など丹後の伝承「丹後七姫伝説」をテーマにした,本格懐石料理が楽しめる.さらに,途中の天橋立駅では,約1時間半の自由時間が設定される.
「選べる丹後味わいコース」(税込4500円)は,季節の食材をふんだんに使用した「くろまつバーガー」がメインの軽食プレートと,丹後産の旬のフルーツを味わえるスイーツプレートからお好みの1品を選択できる.また,丹鉄沿線の絶景ポイントである奈具海岸や由良川橋梁を,車窓からゆったり堪能できるコースとなっている.
運転ルートはコースによって異なり,「旅する伝説味わいコース」は福知山→天橋立→西舞鶴間,「選べる丹後味わいコース」は西舞鶴→天橋立間で運転する.定員は,新型コロナウイルス感染予防のため,各コースとも上限を20名とする.
申込みは,丹後くろまつ号予約ページで,2月1日(月)から受付を開始する.
写真はいずれも京都丹後鉄道提供