京浜急行電鉄は,2021(令和3)年3月27日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
今回の改正では,夜間における保守作業時間の確保および鉄道係員の労働環境の改善,さらには新型コロナウイルス感染症の影響により,深夜時間帯の利用状況が大きく変化している実態を踏まえ,平日下り方面の大師線を除く各線でおおむね15~30分,平日上り方面は空港線,逗子線で終電時刻を繰り上げる.また3密回避のため終列車前に列車を増発する.
日中時間帯では,2020(令和2)年5月から,品川—京急蒲田間の一部普通列車を運休していたが,現状の利用状況や,輸送力の適正化と乗務員の感染防止対策・労働環境の改善を図るため,今回のダイヤ改正から運行形態を他区間同様に10分間隔とする.
このほか,2021(令和3)年5月6日(木)からは,平日の朝ラッシュ時間帯に運転している“モーニング・ウィング号”のうち,“モーニング・ウィング”3号の一部車両にトイレ付きの1000形増備車を充当する.三浦海岸—金沢文庫間は,新造車両の1000形4両で運転し,金沢文庫で8両と増結後,品川まで12両で運転する.これにより,座席数は539席から667席となり,128席の拡充となる.上記列車の料金,発売方法などはこれまでと同様とし,乗車券のほかに座席指定券(Wing PassまたはWing Ticket)が必要.各乗車駅の指定された乗車口で乗車の際に座席指定券を呈示する.
ダイヤ改正後の詳しい内容は,京浜急行電鉄のニュースリリースに掲載されている.また時刻表や各ウィング号の時刻については,2021(令和3)年3月ごろから各駅,京浜急行電鉄WEBサイト内の「路線図・各駅情報」,「座席指定ウィングサービス」などに順次掲載する.
写真:京浜急行電鉄のニュースリリースから