京浜急行電鉄は,座席指定列車や貸切イベント列車などに対応した1000形増備車両を導入すると発表した.
今回導入される増備車両は,座席指定列車や貸切イベント列車に対応できるよう,ロングシートからクロスシートに切替可能な自動回転式座席を採用し,座席幅も“ウィング号”などで使用されている2100形より10mm拡幅した京急車両の中で一番広い座席とする.
座席は新型コロナウイルスなどに対する抗ウイルス効果が確認された抗菌・抗ウイルス座席シートとし,「三浦半島の旅」を想起する波をイメージしたデザインを採用する.乗務員室後方にはクロスシートを設置し,2007(平成19)年以降の増備車ではなくなっていた,前面展望を楽しめる座席が復活する.
2号車には京急で初めてとなるバリアフリー対応の洋式トイレを設置するほか,3号車に男性用トイレを設置する.また,全座席にコンセントを設置し,通勤時の利便性を向上する.防犯や迷惑行為などの防止を目的に,防犯カメラを各車両に3台設置する.
そのほか,2・3号車にベビーカーや大きな荷物を持つ乗客が利用できる「フリースペース」や,1・4号車には,車いすスペースを設置する.ドアと座席の仕切りについては,強化ガラス製の仕切りを採用し,ドア付近の乗客と着席客との相互干渉を考慮した高さにする.つり手については,握りやすさや安全性を高めるため,つり手の径と太さを拡大したものを採用する.
新造車両は,4連2本(1891-1
画像はいずれも京浜急行電鉄のニュースリリースから