小田急電鉄は,2021(令和3)年3月上旬から小田原線登戸駅の1・2番ホームでホームドアの使用を開始すると発表した.
使用開始までの工程(予定)は,1月9日(土)・16日(土)の最終列車運転後に 1・2番ホームへホームドアの据え付けを行ない,各種動作確認などを経て,3月上旬から使用を開始する.3・4番ホームについては,3月下旬にホームドアの据え付けを行ない,5月ごろの使用開始を目指す.据え付けから使用開始までの間は,ホームドアが開扉した状態となるため,警備体制を整えるとともに,ホームや電車内での注意喚起アナウンスを行なう.
また,登戸駅に導入するホームドアから,新形QRコード(tQR®)によるホームドア自動開閉制御システムを採用する.これは,列車の扉ガラス部分に「tQR®」を張り付け,ホーム上家に設置する専用固定カメラで読み取ることで,車掌の列車扉操作に連動してホームドアを開閉するもの.
小田急電鉄では,今後も,1日の利用者数10万人以上の駅を優先としたホームドア設置について,国や自治体と連携しながら進める.なお,登戸駅のホームドア導入には,国・神奈川県・川崎市の補助を受けている.
※新形QRコード(tQR®)は株式会社デンソーウェーブの登録商標です.
画像上:自動開閉制御システムのイメージ(デンソーウェーブのカタログから引用)
写真下:車両扉ガラス部に張り付ける「tQR®コード」
画像・写真はいずれも小田急電鉄提供