西武鉄道では,府中市と協力して,多摩川線多磨駅の橋上駅舎化と自由通路整備を進めてきたが,2020(令和2)年12月23日(水)の初電から供用開始すると発表した.
橋上駅舎の供用開始により,現在,西側地上にある改札口と駅事務室を2階へ移転する.また,ホームと駅舎を結ぶエレベータ1基,エスカレータ1基の供用を開始する.
自由通路については,新たに駅東側に出入口を新設することで,橋上駅舎から自由通路をとおり,直接東側へアクセスが可能となる.自由通路の西側・東側には,地上と2階を結ぶエレベータ,エスカレータを各1基ずつ設置し,同時に供用を開始する.
また,橋上駅舎および自由通路内の壁面には,多磨駅周辺の魅力のひとつである「桜」をモチーフにしたメモリアルアートが設置される.これは,2020(令和2)年11月に開催された「多磨駅に桜を描こう!」イベントにおいて,参加者自身が桜の花びらモチーフに作りあげたもので,新しい橋上駅舎と自由通路を彩る.
今後は,供用開始後に既存駅舎を撤去し,プラットホームの拡幅や,ホーム上家の設置などの整備を引き続き進め,2021(令和3)年度に完成する予定.なお,供用開始にあわせて,既存の地下通路は閉鎖する.
画像はいずれも西武鉄道のニュースリリースから