JR九州は,2022(令和4)年度秋ごろに開業する予定の九州新幹線武雄温泉—長崎間について,駅名が決定したと発表した.
嬉野温泉(うれしのおんせん),新大村(しんおおむら)については,これまで仮称としてきた駅名を正式駅名に採用する.嬉野温泉の駅舎は,「湯どころの趣のある駅」をコンセプトとし,全国の新幹線駅舎を見てもあまり例のない,軒が張り出した緩やかな傾斜の屋根が特徴的で,全体的に温もりのある柔らかな「和」の装いを感じさせる嬉野市らしいデザインとしている.
新大村は,「豊かな自然と歴史・文化が響きあい未来へつながる駅」をコンセプトとし,一部に透明ガラスとすりガラスを採用した駅舎とする.なお,在来線との併設駅となる武雄温泉,諫早,長崎の各駅名については現行どおりとする.
このほか,大村線に新たに設置される2駅の駅名も発表した.松原—竹松間の新駅は,大村車両基地(おおむらしゃりょうきち)とし,竹松—諏訪間に設置する新駅は上記の新幹線と併設駅で,新幹線と同じく新大村(しんおおむら)とする.
大村車両基地駅は,宮小路3丁目1058-1付近に設置予定で,駅舎は,新幹線車両のもつシャープさを直線で表現し,光あふれる雰囲気で未来をイメージしている.
特記以外の画像はJR九州提供