JR九州は,建設中の九州新幹線(武雄温泉—長崎間)の列車名を“かもめ”に決定したと発表した.
“かもめ”は,1961(昭和36)年から,長崎行きの特急列車の愛称として採用され,客車列車から電車に変化しながら現在まで約60年もの間親しまれてきている.
車両については,JR東海が導入した「N700S」をベースとし,九州新幹線向けに短編成化し,6両編成として導入する.エクステリア・インテリアデザインは,ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏が担当する.
「N700S」は,安全性・安定性の向上として,ATCとブレーキシステムを改良し,地震時のブレーキ距離を短縮したほか,バッテリ自走システムを搭載し,長時間停電時において自力走行ができる.また,モバイル用コンセントを全座席に設置して利便性の向上を図り,防犯カメラの増設や,緊急時に乗客と乗務員が通話できる装置を客室内に設置して,異常時の即応体制を強化している.
画像はいずれもJR九州のニュースリリースから