鉄道ファン2024年12月号(通巻764号)
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特集 211系顔の電車たち
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カトー,2021年1月以降の発売予定商品を発表

カトー,2021年1月以降の発売予定商品を発表

カトーは,2021(令和3)年1月以降の発売予定商品を発表しました.

■C62 東海道形
■C62 2 東海道形
 特急“つばめ”・“はと”などのけん引に活躍したC62が,コアレスモータへのアップデートなど,リニューアルし発売されます.
 「C62 東海形」は,1955(昭和30)年初頭の25号機(名古屋機関区所属)をプロトタイプとし,砂撒管埋込み,デフレクタ点検口・ATSなしの原形スタイルを保つ外観が再現されます.また,ハンドレールは黒色とし,給水ポンプと空気圧縮機に金帯が配された姿が製品に反映されます.
 ナンバープレートは赤色で,16・25・30・36号機から選択できます.
 「C62 2 東海形」は1955(昭和30)年初頭の2号機(宮原機関区所属時代)をプロトタイプとし,砂撒管が増設された姿や,特徴的なデフレクタまわりの縁取りと「つばめマーク」が再現されます.また,空気作用管が上記の「C62 東海形」とは異なる位置に配置され,キャブの屋根角にRがなく,重油タンクがテンダ上部の仕切りの後ろに設置された姿が製品に反映されます.このほか,ハンドレールは各所とも銀色で再現されます.
 ナンバープレートは黒色で取付け済みとし,製造銘板「日立」が印刷済となります.
 いずれも,コアレスモータ搭載動力ユニットを採用し,実車同様にボイラと台枠間の隙間や,穴の開いたボックス動輪の輪芯を再現されます.ヘッドマークは交換式で,“つばめ”・“はと”が選択できます.
 発売価格は「C62 東海形」が13000円(税抜),「C62 2 東海道形」が14200円(税抜)で,発売予定はそれぞれ2021(令和3)年2月と3月です.
※詳しくは,製品情報ページ(カトーWEBサイト)をご覧ください.
■スハ44系 特急「はと」
 上記「C62 東海道形」の発売にあわせて,かつて東海道本線を駆けた名門特急列車“はと”が製品化されます.
 製品は,1955(昭和30)年ごろの品川客車区所属車がプロトタイプで,ぶどう色1号で塗装された姿が再現されます.7両基本セットに入るマイテ58 2は,今回初めて製品化される車両,公式側デッキが閉塞され,屋根上ベンチレータがある姿が製品に反映されます.さらに展望デッキ側のテールライト・テールマークが点灯します.
 7両基本セット・6両増結セットそれぞれに入るスロ60形0番台・100番台は,窓配置の違いが再現されます.このほか,テールマークは「つばめ」と「はと」が付属し,各車両とも車番をはじめとした表記類と行先サボ「大阪行」が印刷済みです.また,行先サボ「東京行」や「つばめ」のサボなどが収録された行先表示シールが付属します.
 価格は,7両基セットが12400円(税抜),6両増結セットが10000円(税抜)で,発売予定は2021(令和3)年1月です.
※詳しくは製品情報ページ(カトーWEBサイト)をご覧ください.
 このほか,「EF58 初期形 大窓 茶」の再生産が案内されています.

カトー,2021年1月以降の発売予定商品を発表

■ED19(省形ヨロイ戸)
 かつて飯田線の貨物列車けん引などで活躍したED19のうち,側面のヨロイ戸が省形のものに交換されたタイプが発売されます.
 製品は,昭和40年代後半の4号機(伊那松島機関区所属)がプロトタイプで,コンパクトで格調あふれるアメリカンスタイルの外観や,スポークの抜けた先輪形状も製品に反映されます.
 ナンバープレートは,1・2・4・6号機から選択できます.フライホイール付き動力ユニットを採用し,最少通過半径はR150となります.
 発売価格は7500円(税抜)で,発売予定は2021(令和3)年1月です.
※詳しくは,製品情報ページ(カトーWEBサイト)をご覧ください.
■タキ10600 明星セメント
 上記「ED19(省形ヨロイ戸)」の発売にあわせて,糸魚川—上片桐間の貨物列車で使用された明星セメント所有のセメント運搬用タンク車タキ10600が製品化されます.
 これまでに「<10-1184>ED19+タキ10600セメント輸送列車(明星セメント)6両セット」に含まれていましたが,今回は2両セットで発売されます.
 製品は,異径胴のタンク体に渡り板のない小ぶりな車体や,手すり・台枠・配管などの車体各所のディテールが的確に再現されます.ロゴマーク,各表記類は印刷済みで,アーノルドカプラーが標準装備となります.
 価格は2200円(税抜)で,発売予定は2021(令和3)年1月です.
※詳しくは,製品情報ページ(カトーWEBサイト)をご覧ください.
■タキ25000 日本陸運産業
 LPガス専用車として初めて25t積となったタキ25000のうち,日本陸運産業所有車が単品で発売されます.
 製品は,断熱材と波除板を省略した平滑なタンク体や全長が長くスマートな外,のほか,手すり・台枠・配管などの車体各所のディテールが的確に再現されます.
 車番や社紋をはじめとした各表記類は印刷済みで,アーノルドカプラーが標準装備となります.価格は1600円(税抜)で,発売予定は2021(令和3)年1月です.
※詳しくは,製品情報ページ(カトーWEBサイト)をご覧ください.
■EH500 3次形 新塗装
 JR貨物で主力として活躍中のEH500形のうち,3次形の最新仕様が製品化されます.
 製品は,2020(令和2)年現在のJR貨物仙台総合鉄道部所属機がプロトタイプで,側面のJRFマークが撤去された姿や,美しいカラーリング,「金太郎」ロゴ,精悍な車体や重厚な台車まわり,特徴的な圧縮機換気屋根付が再現されます.また,前面のヘッドマークステー・屋根上GPSアンテナがない姿も再現されます.
 車体表記類は印刷済みで,ナンバープレートは,17・19・20・23号機から選択できます.発売価格は10200円(税抜)で,発売予定は2021(令和3)年1月です.
※詳しくは,製品情報ページ(カトーWEBサイト)をご覧ください.
 上記以外にも外国形Nゲージでは,レーティッシュ鉄道「ABe8/12<アレグラ>」を仕様変更して発売するほか,「ベルニナ急行」は,新ロゴが採用された2018(平成30)年以降の仕様で製品化されます.あわせて,レーティッシュ鉄道のオープンパノラマ客車「B2097」の製品化が案内されています.
 このほか,NゲージのED79 シングルアームパンタグラフ,オリエント急行 プルマン4158箱根ラリック美術館保存車,HOゲージのオハ35系客車各種の再生産が予定されています.

画像はいずれもカトーWEBサイトから

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