東武鉄道では,森林公園検修区所属の9000系9050形9152編成が,2020(令和2)年9月16日(水)の終車後,東上本線森林公園から寄居まで回送され,翌17日(木)に秩父鉄道デキ300形303号機のけん引により,寄居から羽生まで輸送されました.
羽生に到着後は,浅草方の引上げ線に留め置かれたのち,同日の終車後に,東武動物公園経由で日光線南栗橋(南栗橋車両管区)まで自走回送されました.
東上本線専用の9000系が伊勢崎線系統へ入線するのは,今回が初めてと思われます.サハ9452の台車の連結面側各1軸がPQ輪軸に換装され,車内に測定機器や死重となる水タンクが搭載されていたことから,今後伊勢崎線系統において何らかの試験が行なわれるのか,今後の動向が注目されます.
写真:羽生付近にて 2020-9-18
投稿:大塚 真