小田急電鉄では,2020年9月19日(土)始発から,参宮橋駅東口改札口の供用を開始すると発表した.
参宮橋駅は,1927(昭和2)年の開業以来,改札口は上りホームに隣接した1ヵ所であったが,明治神宮への参拝や国立オリンピック記念青少年総合センターへの利用客が多いことなどから,駅の東側へのアクセスを向上するために新改札口を設置する.
改札口の天井や壁面には,「東京の木 多摩産材」をふんだんに使用し,木の温もりがら感じれる明るい仕上がりとした.また,上下ホームから階段・エレベータでつながるこ線橋上に位置することから,利便性がさらに向上する.なお,東口改札口は交通系ICカード専用となり,券売機・精算機は設置しない.また駅係員は不在となるのため,インターホンを設置し,西口の駅係員と通話できるようにする.
参宮橋駅では,「木と緑に溶け込む『杜』の玄関口」をコンセプトに,2018(平成30)年11月から改良工事を進めており,すでにトイレの全面リニューアルなどは完了している.今回の新改札口の設置は2020(令和2)年10月の全体竣工に先駆けたものとなる.今後は,西口の駅前広場に待ち合わせスペースを設置するほか,東口改札口と同様に,ホーム上家にも「東京の木 多摩産材」を施すことで,明るく親しまれる駅を目指すとしている.