JR北海道は,キハ261系5000番台を,2020(令和2)年8月31日(月)に苗穂運転所で報道陣に公開した.
キハ261系5000番台は,観光列車やイベント列車のほか,繁忙期の臨時列車などで使用する特急タイプの多目的車両で,「はまなす」編成と「ラベンダー」編成の2本が導入される.今回,公開されたのは「はまなす」編成の5両で,苗穂運転所に配置され,釧路・旭川・函館方先頭の1号車からキハ261-5101+キハ260-5101+キハ260-5301+キハ260-5201+キハ261-5201の順で組成されている.
1号車のキハ261-5101はフリースペースとしてイベントなどでの使用を想定し,グループや個人での利用が可能.あわせてフリースペース後方に2名で利用できる掘りごたつ式の多目的室兼個室と地域の特産品などを販売するカウンターが設置されている.
2号車から5号車は普通車とし,各座席には,向かい合わせとした時にもテーブルが利用できるインアームテーブルのほか,従来どおり前席の背面にもテーブルを設置する.全座席にコンセントが設置されているほか,無料公衆無線LANサービスも提供される.
このキハ261系5000番台は,2020(令和2)年10月ごろから「はまなす」編成,2021(令和3)年4月ごろから「ラベンダー」編成が営業運転を開始する予定.
写真はいずれも編集部撮影 苗穂運転所にて 2020-8-31(取材協力:JR北海道)