JR東日本仙台支社では,2011(平成23)年夏の豪雨の影響で不通となっている只見線会津川口—只見間について,運転再開時期を2022(令和4)年度中に変更すると発表した.
上記の区間については,2017(平成29)年6月に,JR東日本と福島県の間で,上下分離方式による鉄道復旧に向けた基本合意および覚書が締結され,2018(平成30)年6月から橋りょう復旧をはじめとした各種工事を開始した.
その後の工事進ちょくにともない,第6只見川橋梁において地質条件が想定よりも悪いことが判明したため,橋りょうの桁架設のための工法を再検討し,全体工程への影響を精査した.その結果,復旧工事完了時期として2021(令和3)年度中を目途としていたが,復旧工事完了見込みを2022(令和4)年度上半期に変更とし,運転再開については,訓練運転などを経て,2022(令和4)年中を目指すとしている.
なお復旧工事進ちょく状況は,第5只見川橋梁での橋脚・桁架設が完了し,軌道工事に着手している.第6只見川橋梁・第7只見川橋梁については,橋脚の施工が完了し,それぞれ桁架設(第6只見川橋梁は準備工事)に着手している.このほか,各種鉄道復旧工事や斜面,盛土の復旧工事,マクラギ交換などの軌道工事を実施している.
画像はいずれもJR東日本仙台支社のニュースリリースから