東京地下鉄(東京メトロ)は,東京における大都市型MaaS(Mobility as a Service)の取組である「my!東京MaaS」の一環として,MaaS機能を実装した新アプリ「東京メトロmy!アプリ」の配信を開始したと発表した.
「東京メトロmy!アプリ」は,これまでの「東京メトロアプリ」を段階的にリニューアルするもので,鉄道公式アプリとしてニーズの高い,リアルタイムな運行情報・列車走行位置がより分かりやすくなるようデザインを刷新する.
また,今後推進する「my!東京MaaS」の取組の第一歩として,新たに鉄道・バス・タクシー・シェアサイクルを含む多様な経路検索に対応する.とくに,タクシーアプリの「JapanTaxi」・「S.RIDE®」や,シェアサイクルサービスの「HELLO CYCLING」・「bike share service」と連携し,経路検索の結果を引き継いで各アプリを起動するなど,出発地から目的地まで連続性の高いスムーズな移動体験を実現するとしている.
さらに,今回のアプリ公開にあわせて,「混雑見える化」のサービスを拡大する.これまでは,一部区間・駅の混雑状況を公式WEBサイトに掲出していたが,ウィズコロナにおいてもより安心・快適に地下鉄を利用できるよう,東京メトロ全9路線の混雑状況について,列車内342区間(全区間),改札口171駅(東京メトロ管理駅全駅)をアプリで確認できるようにする.
利用料は無料(通信料は利用者負担)で,「東京メトロmy!」アプリサイトからダウンロードページにアクセスできる.対応OSは,iOS バージョン12以上,Android バージョン6.0以上となる.今回配信された「東京メトロmy!アプリ」と,既存の「東京メトロアプリ」は,当面の間両方とも利用することができるが,並行稼働期間経過後は,両アプリを統合する.なお,統合時期は決まり次第発表される.
特記以外の画像は東京メトロ提供