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近江鉄道で300形301編成が営業運転を開始

近江鉄道で300形301編成が営業運転を開始

近江鉄道では,2020(令和2)年8月1日(土)から,300形301編成の営業運転が開始されました.
 300形301編成は,2014(平成26)年12月に西武鉄道から譲渡された3000系3007編成を,自社工場で改造した車両で,近江鉄道では約7年ぶりの新形式車両となります.車体の塗装は,100形と同じく琵琶湖をイメージした水色(オリエントブルー)ですが,100形のように白色の帯はなく,水色一色となっています.車内には,日本語と英語で,行先,次の停車駅が表示される車内案内表示器が,各乗降ドアの上に設置されています.また,近江鉄道では初めてとなる白色LEDの行先表示器,界磁チョッパ制御方式が採用されているほか,パンタグラフも従来の車両(800形,900形,100形)とは違った新しい仕様のものに変更されています.なお,行先表示器には,定期列車で使用されている行先に加え,イベント列車で使用される表示も収録されています.
 なお,新型コロナウイルス感染症の影響で,試運転・乗務員訓練の予定が変更となり,当初予定されていた2020(令和2)年5月中旬の営業運転開始は,8月1日(土)に延期され,当初予定されていた出発式も中止されました.
 300形301編成には,8月1日(土)から8月31日(月)までの期間,西武鉄道3000系(黄色)を,近江鉄道300形(水色)に改造したイメージがデザインされた記念ヘッドマークが掲出される予定です.

写真:高宮—尼子間にて 2020-8-1
投稿:橋本 淳

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