JR九州では,クルーズトレイン「ななつ星in九州」について,2020(令和2)年8月15日(土)出発分から一部ルートを変更し,運転を再開すると発表した.
クルーズトレイン「ななつ星in九州」は,2020(令和2)年3月から新型コロナウイルス感染症対策で長期運休しており,当初は7月14日(火)出発分から運転再開としていたが,7月3日(金)以降に発生した「令和2年7月豪雨」による線路支障などにより,再開日を延期していた.これにともない3泊4日,1泊2日コースともに,2日目以降の行程や一部ルートについて,現在不通となっている肥薩線,久大本線を通らないルートに変更して運転を再開する.
3泊4日コースは,2日目午後以降,所定では久大本線を経由するが,別府—由布院間を専用バスでの移動に変更する.また,3日目は所定では鹿児島中央まで運転し,その後肥薩線を経由するルートとしているが,これを南宮崎で折り返し,4日目に日豊本線を再び北上,小倉・門司港経由で博多に戻るルートに変更する.
1泊2日コースは,2日目午前の鳥栖以降のルートついて,所定では久大本線を経由し,由布院で折り返すルートとしているが,熊本から豊肥本線を経由した後,宮地で折り返し博多に戻るルートに変更する.なお,上記コースは,鹿児島本線長洲—植木間が,8月8日(土)・9日(日)に実施される訓練運転までに復旧することを前提としている.
今後は,2021(令和3)年3月末までを上記の代替ルートによる運転とする.詳しい運転時刻や立寄り駅での観光プラン,食事施設については現在調整中とし,決まり次第発表される.