JR四国では,2020(令和2)年7月18日(土)から,2700系の運転本数を拡大すると発表した.
本数が拡大される列車は,特急“南風”,“しまんと”,“あしずり”,“うずしお”で,同日以降“南風”の28本中18本(現行6本),“しまんと”の10本中4本(現行2本),“あしずり”の16本中4本(現行2本),“うずしお”の33本中23本(現行15本),がそれぞれ2700系で運転される.
このうち,特急“うずしお”については,2017(平成29)年にデビューした2600系とあわせ,全33本中31本が新形車両による運転となる.あわせて岡山—高知間の“南風”の一部は「土讃線アンパンマン列車」として,1日3往復するAパターン(“南風”2・3・14・15・26・27号)と1日2往復するBパターン(“南風”6・7・18・19号)が隔日で交互に運転される.
2019(令和元)年8月から運転を開始した2700系は,全座席にモバイル用コンセントを設置し,車内で無料Wi-Fiが利用できることが特徴で,2020(令和2)年6月には鉄道友の会が選定した2020年の「ローレル賞」を受賞している.JR四国では,1987(昭和62)年に受賞したキハ185系,1990(平成2)年に受賞した2000系以来,30年ぶり3度目の受賞となった.