JR四国は,2020(令和2)年6月22日(月),2700系「土讃線アンパンマン列車」を多度津工場で報道陣に公開した.
「土讃線アンパンマン列車」は,「それいけ!アンパンマン」の原作者である,やなせたかし氏の故郷を走行する列車で,2000(平成12)年から2000系気動車が使用されてきた.現在は3両1編成の「グリーン」と4両1編成の「オレンジ」が岡山—高知・中村・宿毛間で運転されている.
新しく導入される2700系「土讃線アンパンマン列車」は4両2編成が登場.それぞれ,アンパンマンが大好きな子どもにも伝えやすく親しみやすいテーマとし,赤色をベースカラーとした笑顔の「ニコニコ」がテーマの「土讃線あかいアンパンマン列車」と,黄色をベースカラーとした輝く「キラキラ」がテーマの「土讃線きいろいアンパンマン列車」となっている.
1号車には「アンパンマンシート」を設置し,20周年記念にデビューするアンパンマン列車にふさわしく,「アンパンマンとなかまたちとのたくさんの出会い」をテーマに子どもの目線を重視したデザインとなっている.シート座席は,なかまたちを大胆に表現したデザインで,まるでなかまたちと一緒に列車の旅をしているかのように演出となっている.
今回導入される2編成は,7月18日(土)から岡山—高知間の“南風”に使用し,1日3往復するAパターン(“南風”2・3・14・15・26・27号)と1日2往復するBパターン(“南風”6・7・18・19号)が隔日で交互に運転される計画.
写真はいずれも松本洋一撮影(取材協力:JR四国)