JR西日本は,奈良線 山城青谷駅について,橋上駅舎など駅設備の概要を決定したと発表した.
山城青谷駅の橋上化については,2019(令和元)年に城陽市とJR西日本の間で協定を締結し,鋭意準備を進めているもの.駅舎は鉄骨造りで,相対式ホーム2面(幅員2.7m〜5.5m)を備える.また,柵内外兼用エレベータ2基(各ホーム1基)と,簡易自動改札(2通路),券売機(1台)を整備する.
駅舎のデザインは,「山城青谷の歴史と未来をつなぎ、自然溢れる地域拠点としての駅」をコンセプトに,城陽市の自然豊かな青谷地域の玄関にふさわしいものとし,鎌倉時代から地域に親しまれてきた青谷梅林や,明治の紀行文である青谷絶賞でも紹介された青谷地域の山並みなど,地域の名所を随所で感じられるデザインとなる予定.また自由通路については,有効幅員5.0m,総延長100m(線路上空通路は延長28m)とし,公衆トイレ(多機能トイレを含む)が設置される.
工事については2020(令和2)年冬ごろから着手し,2022(令和4)年度末に開業を予定している.
写真上:自由通路外観メージ(東側)
写真下:自由通路外観メージ(西側)
画像はいずれもJR西日本のニュースリリースから