JR西日本は,山陽新幹線について,2020(令和2)年6月1日(月)からの運転計画を再度見直すと発表した.
これは,新型コロナウイルスの影響にともなう緊急事態宣言が一部解除されたことや,最近の利用状況を鑑みて実施するもので,山陽新幹線については,東海道新幹線と直通する“のぞみ”は,すべての定期列車を運転し,九州新幹線と直通する“みずほ”・“さくら”は1時間あたり1本程度の運転を継続する.
また一部の“みずほ”・“さくら”は,博多駅を始終着とする“ひかり”として運転する.なお,山陽新幹線内で運転する“ひかり”・“こだま”および博多南線は,引き続きすべての定期列車を運転する.これにより,6月1日(月)以降の1日あたりの運転本数は,平日が240本,土曜・休日のは238本となる.
北陸新幹線は,5月28日(木)から予定していた定期の“かがやき”を中心とした運休計画を取りやめる.また,5月16日(土)から実施している“つるぎ”の運休についても,6月1日(月)から一部の列車で運転を再開する.なお,6月分の臨時列車運休は実施するほか,「グランクラス」については,当面の間のサービス中止を継続する.
このほか夏の臨時列車について,山陽新幹線・在来線特急では設定を行なわない.また,運転開始延期が発表されている「WEST EXPRESS 銀河」については,引き続き運転を見合わせる.
北陸新幹線では,598本の臨時列車を計画しているが,新型コロナウイルス感染症の発生にともなう利用状況によっては,計画を変更する場合がある.あわせて臨時列車の指定席の発売については当面の間見合わせる.