東京メトロでは,2020(令和2)年6月6日(土)に日比谷線でダイヤ改正を実施すると発表した.
今回の改正では,平日ダイヤにおいて霞ケ関行きを中目黒行きに変更し,霞ケ関→中目黒間の列車を8本増発する.また,霞ケ関始発列車7本を中目黒駅始発に変更する.土曜日・休日ダイヤでは,8時〜9時台に北千住—中目黒間の列車を1往復増発する.
この改正にあわせて,霞ケ関—神谷町間に「虎ノ門ヒルズ」駅が開業する.国道1号と環状第2号線の交差点付近に位置する「虎ノ門ヒルズ」駅は,1964(昭和39)年に日比谷線が全線開業して以来,約56年ぶりの新駅となる.ホームは相対式2面が設置され,各ホームに出入口(地上行き)が1ヵ所設けられるほか,中目黒方面行きホームにつながる地下歩行者通路により,周辺再開発ビルやバスターミナルにも接続する.あわせて銀座線虎ノ門駅との乗換えが可能となり,交通結節機能の強化が図られる.
このほか,有料座席指定制列車として,東武70090形を使用した“THライナー”の運転が開始される.平日,土曜・休日とも,朝に久喜発恵比寿行きが2本,夕夜間に霞ケ関発久喜行きが5本運転される.
停車駅は,東武伊勢崎線内が東武動物公園・春日部・せんげん台・新越谷,東京メトロ日比谷線内が上野・秋葉原・茅場町・銀座・霞ケ関・虎ノ門ヒルズ・神谷町・六本木・広尾・恵比寿となる.なお北千住駅では,乗務員交代のため運転停車が行なわれるが,乗降はできない.
特記以外の写真は東京メトロ提供