JR東海では,新型コロナウイルスの影響にともない,2020(令和2)年4月24日(金)から当面の間,利用の多い日や時間帯に設定されていたすべての臨時列車について,運転を取りやめると発表した.
これは,新型コロナウイルス感染防止により一層取り組む中で,輸送機関としての使命を安定的・継続的に果たすことを目的に実施されるもの.なお,定期列車については今後も運転を継続し,1時間あたり“のぞみ”を4本〜6本,“ひかり”を2本,“こだま”を2本〜3本運転する.これにより,1日あたりの運転本数は,平日が314本,土曜が303本,日曜・祝日が296本となる(2019年度の運転実績は1日あたり378本).あわせて,山陽新幹線についても4月24日(金)から当面の間,すべての臨時列車を運休する.また,九州新幹線についても一部列車の運休(山陽新幹線直通列車を含む)や運転区間変更が行なわれることが発表されている.
北陸新幹線では,4月24日(金)から30日(木)に運転が予定されていたすべての臨時列車を運休する.これにともなう新たな運休列車は37本で,4月24日(金)から5月31日(日)までの運休列車の合計は,これまでに発表されているものとあわせて234本となる.
このほか,上記以外の各新幹線(東北・北海道,秋田,山形,上越)でも,ゴールデンウィーク期間を中心に運転が予定されていた臨時列車の運休が決定している.なお,各社とも今後の社会情勢や利用状況などにより,列車の運休または運転区間の変更が生じる可能性があるとしている.