近畿日本鉄道では,2020(令和2)年4月3日(金)から,「海遊館トレイン」が奈良線などで運転されている.
これは,大阪市港区にある水族館である「海遊館」が開業30周年を迎えたことを記念したもので,日常の何気ない移動時間に,海の美しさや生き物の不思議さが感じられるように企画された.
「海遊館トレイン」となったのは5800系DH03(神戸三宮方からモ5803+サ5703+モ5603+サ5503+モ5403+ク5303)で,車体のラッピング装飾は,海の生き物を淡い色合いで描き,開業30周年を祝う「くす玉」の形をイメージしたモチーフが,白を基調とした車体に展開されている.
車内は,カラフルなイソギンチャクをイメージしたリボンテープによる装飾が中吊りに配置されている.また,ドアの周りには,海や生物に関するポエムや「くす玉」のイメージが配置されている.
この「海遊館トレイン」は,今後,約1年間運転される予定で,奈良線・難波線のほか,相互直通運転を行なっている阪神なんば線・阪神本線でも走行する.
写真はいずれも松本洋一撮影(取材協力:近畿日本鉄道)