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JR九州,811系「RED EYE」による在来線検査を4月から開始
〜列車巡視支援システム・電車線路モニタリング装置を搭載〜

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2020年3月26日掲載
JR九州,811系「RED EYE」による在来線検査業務を4月から開始

JR九州では,811系に列車巡視支援システム・電車線路モニタリング装置を搭載し,2020(令和2)年4月1日(水)から順次,在来線での検査を行なうと発表した.

JR九州,811系「RED EYE」による在来線検査業務を4月から開始

 これは,労働人口の減少を見据え,安全を最優先した各検査業務の効率化を目的とするもので,811系2編成に「列車巡視支援システム」を搭載し,うち1編成には「電車線路モニタリング装置」を搭載する.
 「列車巡視支援システム」は,営業車両前方に搭載したカメラなどで,列車動揺の確認や支障物の有無など,線路の沿線環境の状態を自動判定するもの.営業車で撮影した映像に画像解析を適用し,列車巡視業務を効率化した例は国内で初めてで,設備点検頻度が上がるため,品質向上につながるとしている.システムは公益財団法人鉄道総合技術研究所が開発した線路周辺画像解析エンジンを活用し,かつNECグループが開発の協力を行なっている.
 「電車線路モニタリング装置」は,屋根上に搭載された国内初となる車上4Kカメラにより,検査業務の一部省力化と安全性向上を図るもの.これにより,これまでの徒歩による地上からの目視検査を,走行時の動画データを係員が事務所で確認する検査に置き換えることで,電車線路設備検査業務の一部省力化が実現する.また,線路近接作業の頻度を減らすことにより,検査係員の安全性向上につなげるとしている.装置は日立製作所と日立ハイテクファインシステムズが開発の協力を行なっている.

JR九州,811系「RED EYE」による在来線検査業務を4月から開始 なお,カメラを搭載した811系については,「RED EYE」の名称を使用し,通常の811系と識別できるよう前面の一部ロゴなどが変更される.

画像はすべてJR九州提供