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山陽電鉄,「山陽アプリ」を配信開始 〜阪神・南海の各アプリとも連携開始〜

山陽電鉄,「山陽アプリ」を配信開始

▲「山陽アプリ」列車走行位置情報の画面イメージ(山陽電気鉄道のニュースリリースから)

山陽電気鉄道では,2020(令和2)年3月24日(火)から,運行情報などの情報提供を行なう「山陽アプリ」の配信を開始したと発表した.

 アプリでは,乗客の利便性の向上を目的に,ニーズの高い運行情報や列車走行位置情報を提供する.また,列車に遅延や運休が発生した場合には,あらかじめ設定を行なうことでプッシュ通知を受けることができる.このほか,各種駅情報(構内図・時刻表など)もアプリから簡単に閲覧できる.なお,各種駅情報,遅延証明書の発行,ダイヤ検索・運賃検索の機能については,山陽電鉄WEBサイトへのリンクとなる.
 サービス提供時間は,原則4時から翌日1時までで,利用料は無料(通信料は利用者負担)となる.対応OSはAndroid 5.0以降,iOS 10.0以降で,「Google Play」と「App Store」において,それぞれ「山陽アプリ」で検索し,ダウンロードを行なう.

山陽電鉄,「山陽アプリ」を配信開始

▲「阪神アプリ」と「南海アプリ」の列車走行位置画面連携イメージ(阪神電気鉄道提供)

 また同日から阪神電気鉄道では,「阪神アプリ」に,上記山陽電気鉄道「山陽アプリ」や,南海電気鉄道の「南海アプリ」と列車走行位置画面において連携機能を新たに追加した.なお,近畿日本鉄道の「近鉄アプリ」と「阪神アプリ」はすでに連携機能を有しており,鉄道運行情報アプリでの4社連携は関西で初めてとなる.なお,連携機能については,アプリのアップデートにより利用が可能となる.

山陽電鉄,「山陽アプリ」を配信開始

▲「南海アプリ」トイレ空き状況確認画面イメージ(南海電気鉄道のニュースリリースから)

 あわせて南海電気鉄道では「南海アプリ」に,上記連携機能に加えて「トイレ空き状況確認」機能を新たに追加した.
 これは,南海で最も乗降人数が多い難波駅において,ピーク時間帯に個室トイレが混雑する状況があったため,難波駅と商業施設「なんばCITY」の個室トイレ空き状況を一括で確認できる機能を作り,混雑の平準化を目指すもの.「南海アプリ」のトップの機能一覧から「トイレ空き状況確認」を選択または列車走行位置画面から難波駅を選択し「トイレ空き状況確認」を選択することで確認できる.

山陽電鉄,「山陽アプリ」を配信開始

▲「南海アプリ」席ゆずりあいアシストチュートリアル画面イメージ(南海電気鉄道のニュースリリースから)

 このほか「南海アプリ」では,4月下旬から「席ゆずりあいアシスト」機能を追加する.これは,電車内で座席を必要な乗客と,席を譲ってもよいと考えている乗客とのコミュニケーションを手助けし,やさしい車内環境づくりを目指す機能で,鉄道会社のアプリ内に,同様の機能を組み込むのは全国で初めてとなる.
 本機能は,アプリ内でマッチングを成立させるものではなく,周囲に「ゆずってほしい」・「ゆずりたい」という意思のある人がいることを知らせるものであり,席の「ゆずりあい」は,最後に乗客同士でコミュニケーションを取っていただくことによって成立する.「席ゆずりあいアシスト」機能は,すべての南海アプリユーザが使用可能であるが,「席をゆずってほしい」と通知を発信できる乗客は,優先座席の対象者に限定される.また,本機能を使用する場合は,位置情報とBluetooth機能をオンにし,アプリの位置情報の利用と通知を許可することが必要.
 なお,正式なサービス開始日については決定次第,改めて発表される.

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