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特集 新幹線最前線2025
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箱根登山ケーブルカーの新車両が報道陣に公開される

箱根登山ケーブルカーの新車両が報道陣に公開される

箱根登山鉄道は,2020(令和2)年3月20日(金祝)から営業運転を開始する「箱根登山ケーブルカー」の新車両について,18日(水)に報道陣に公開した.

 今回導入されたのは,1号車(ケ11+ケ21)と2号車(ケ12+ケ22)の2本.カラーリングは,沿線の新緑や紅葉に映えるシンプルなデザインとし,1号車は,鉄道車両アレグラ号(3000形)と同じバーミリオンはこね色,2号車は,箱根山から見る青空をイメージさせる青色が車体下部に配されている.両編成ともに車体上部は白色で,窓まわりと車体裾は黒色.窓の下部には金色の線を通されている.両先頭車の端部には「リボン状のモチーフ」が配置されている.これは,「強羅と早雲山をつなぐ・結ぶ」,「鉄道とロープウエイをつなぐ・結ぶ」,「人と人とをつなぐ・結ぶ」,「リボン(RIBBON)→リボーンREBORN(再生・復活)への祈り」などの意味が込められている.

箱根登山ケーブルカーの新車両が報道陣に公開される

 車内は,ロングシートとして通路幅を確保し,大形キャリーバック利用者にも配慮したものとなっている.乗降扉の鴨居部には液晶式の案内表示器が設置されており,日本語・英語・中国語・韓国語の4ヵ国語の表示が可能で,外国人観光客にも対応している.

 新車両の営業運転を記念して,3月20日(金祝)からヘッドマークの取付けが行なわれる予定.

写真はいずれも大沼一英撮影(取材協力:箱根登山鉄道)

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