近畿日本鉄道は,2020(令和2)年3月14日(土),2410系「伊勢志摩お魚図鑑」を明星車庫で報道陣に公開した.
「伊勢志摩お魚図鑑」は,伊勢志摩の魚介類をモ2423の車体にラッピングしたもので,3月16日(月)から平日朝に松阪から大阪上本町への一般列車の最後部に連結し,このモ2423を鮮魚運搬車両とする.
車体には,伊勢志摩の代表的な海の幸である伊勢海老をはじめ,鯛やフグ,イワシ,マンボウなど43種類がリアルに描かれており,それぞれの名前もカナで記されている.前面運転台下にはマダイ,助手側窓上にはイサキの群れが描かれている.
車内には,4ヵ所の扉前に青いケースがあり,このケースに隣接した扉は開閉しない.残る4ヵ所については,一般客の誤乗防止を図るため赤いベルトパーテーションが張られており,行商関係者が乗降する際のみ,このパーテーションを外して乗降することになる.
写真はいずれも編集部撮影(取材協力:近畿日本鉄道)