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東武,6月6日に伊勢崎線・日光線・野田線でダイヤ改正を実施 〜特急列車・“THライナー”・SL「大樹」の改正内容を発表〜

東武,6月6日に伊勢崎線・日光線・野田線でダイヤ改正を実施

東武鉄道では,2020(令和2)年6月6日(土)に東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・日光線・東武野田線(東武アーバンパークライン)で実施するダイヤ改正について,特急列車・“THライナー”・SL「大樹」などの改正内容を発表した.

 今回の改正では,東京メトロ日比谷線直通の座席指定制列車“THライナー”を新設し,朝方の上り久喜発恵比寿行きを2本,夕夜間の下り霞ケ関発久喜行きを5本運転する.座席指定料金は,久喜・東武動物公園・春日部—日比谷線の各駅間が大人680円,小児350円,せんげん台・新越谷から日比谷線の各駅間が大人580円・小児300円となる.

東武鉄道500系

写真:東武500系  編集部撮影  南栗橋車両管区にて  2017-1-27(取材協力:東武鉄道)

 また,朝方の上り特急列車(浅草9:52着まで)と夕夜間下り特急列車(浅草17:09発以降)が新たに曳舟に停車する.これにより,特急列車と半蔵門線直通列車との同一ホームでの乗換えや,亀戸線との乗換えが可能となる.さらに,3月14日(土)のダイヤ改正で,柏23:17発の特急“アーバンパークライナー”が新設されるが,今回の改正にあわせて,浅草発の発車時刻を見直すとともに,大宮発2本と柏発2本を増発し,平日の夕夜間時に大宮・柏からそれぞれ3本ずつ特急“アーバンパークライナー”を運転する.これにともない,東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)では一部の急行列車を特急列車に変更するほか,ダイヤを一部変更する.

東武鉄道 100系リニューアル車

写真:東武鉄道100系リニューアル車  目黒義浩撮影  2011-12-31

 夜間時間帯においては特急列車の運転区間拡大・増発を行ない,利便性向上を図る.現行ダイヤで浅草20:00発の特急“リバティけごん”東武日光行き・“リバティりょうもう”館林行きの利用が好調であることから,この列車を浅草19:49発“けごん”45号東武日光行きと浅草19:59発“リバティりょうもう”45号太田行きとしてそれぞれ運転し,輸送力を増強する.また,下りの特急“スカイツリーライナー”春日部行きを特急“けごん”に変更するなど運転区間の拡大を図る.
 朝の時間帯については,“りょうもう”6号を太田発から赤城発に延伸し,桐生線の利便性向上を図る.また,浅草—東武宇都宮間を運転する特急“しもつけ”の運転を取りやめ,同時間帯に浅草18:19発特急“リバティけごん”239号新栃木行きを設定し,新栃木駅で普通東武宇都宮行きと接続を行なう.
 野岩鉄道・会津鉄道直通の特急“リバティ会津”については,停車駅の見直しや交換待ち合わせの改善を行ない,速達性の向上を図る.これにより所要時間は,浅草—会津田島間の下り列車で最大10分,上り列車で最大6分の短縮となる.

東武鉄道 C11 207号機

写真:C11 207  編集部撮影  東武鉄道南栗橋車両管区にて(取材協力:東武鉄道)

 鬼怒川線のSL「大樹」は,現行で土休日を中心に下今市—鬼怒川温泉間を3往復6本運転しているが,改正後は蒸気機関車とディーゼル機関車を活用し,土休日を中心に4往復8本(平日は原則2往復4本運転)に増発する.また,全列車とも下今市での特急列車接続を継続する.なお,東武ではSL「大樹」の複数機体制を目指しており,体制が整った時点で,4往復8本の全列車をSL「大樹」として運転する予定.
 このほか,東武ワールドスクウェア駅への全列車停車や,一部特急“スペーシア”の新高徳への停車も行なわれる.なお,上記以外の列車については,詳細が決まり次第発表される.

写真は特記以外東武鉄道のニュースリリースから

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