日本信号は,台湾交通部鉄道局から「台湾・嘉義 市街鉄道高架化計画 電子連動システム工事」を受注したと発表した.
これは,台湾中部の嘉義駅周辺から嘉北駅周辺の線路の高架化や,北回帰線駅の新設,水上車両基地の新設にともなう鉄道信号システムの更新工事で,日本信号では電子連動装置をはじめ,列車検知装置,中間閉塞装置,踏切設備,電気転てつ機などの納入・施工を行なう.
工事は,既存路線を運用しながら高架化するため,多くの線形変更が必要であり,難易度が高い工事となる.完成すると高架化による踏切削減(踏切事故の削減,交通渋滞の解消)や,嘉義駅周辺の商用・環境開発,北回帰線駅の観光利便性向上などにつながるとしている.
写真:現状の嘉義駅構内(日本信号のニュースリリースから)