富山地方鉄道では,2020(令和2)年3月21日(土)から実施する運賃改定の申請について,北陸信越運輸局に申請したと発表した.
これは,2月22日(土)に富山地方鉄道が富山ライトレールを会社吸収合併後,3月21日(土)から開始される市内軌道線と富山港線の直通運転にあわせて,利用客の乗車促進を図るために実施する.
申請内容では,現行運賃において,富山地方鉄道市内軌道線・富山ライトレールそれぞれで均一運賃(大人各210円,小人各110円)としていたが,これを直通区間均一運賃とし,全区間において大人210円(ICカード180円),小人110円(ICカード90円)とする.また,定期旅客運賃についても直通全区間の統一定期券とし,1枚に集約する.通勤定期は1ヵ月7950円,6ヵ月41200円で,定期券の割引額は,通勤定期が51%(現行49.7%),通学定期では75.0%(現行71.8%)となる予定.
なお,すでに発行された定期券(富山軌道線定期・ポートラム定期)については,3月21日(土)以降,期限まで直通全区間で利用できる.また,運賃改定により減額となる「富山軌道線定期」については,3月21日(土)以降に日割り計算のうえ,手数料不要で払戻しを行なう.
画像:富山地方鉄道WEBサイトから