京成電鉄では,ホーム上の非常停止ボタンとC-ATS(自動列車停止装置)との連動化工事について,全線での運用を開始したと発表した.
非常停止ボタンは,駅構内や線路上などに異常があった場合に操作するもので,連動化工事は,駅ホームにおける安全性向上のため,2017(平成29)年度から進められ,順次稼働してきた.
従来は,ホーム上の非常停止ボタンが操作されると,危険を知らせる「列車停止表示灯」が動作し,それを目視した運転士の非常ブレーキ操作により手動で停車していた.今回の連動化により,ホーム上の非常停止ボタンが操作されると,C-ATSにより非常停止情報が付近の列車に送信され,運転士の非常ブレーキ操作の補助として,自動的に非常ブレーキが作動し,停車する.
画像は特記以外,京成電鉄のニュースリリースから