JR東日本では,シームレスな移動の実現に向けた取組の一環として,「タッチしやすい改札機」の実証試験を開始した.
「タッチしやすい改札機」は,ICカードとQRコードの両方の乗車券への対応を可能とし,車いす利用客や子どもがタッチしやすいよう,ICカードタッチ部とモニタ部が斜めにデザインされている.また,QRコード読取り部は,改札をスムーズに通過できるよう,視認性がよく,かざしやすい配置とした.
試験用の自動改札機は,新宿駅新南改札のほか,2020(令和2)年3月14日(土)に開業する高輪ゲートウェイ駅の改札に設置され,5月10日(日)までは,ICカード利用者を対象に,両駅でICカードタッチ部のみの実証試験を実施する.
さらに5月11日(月)から6月30日(火)までの複数日において,一般モニタやJR東日本の社員モニタなどを対象として,QRコード読取り部を含めた実証試験を行ない,使いやすさをはじめ,改札通過時の利用客への影響を幅広く評価する.
なお,「タッチしやすい改札機」は9月30日(水)まで設置されるが,7月から9月は試験予備期間であり,実証試験終了後順次撤去される予定(2020年10月予定).また,実証試験期間中は,通常のIC専用改札機として利用できる.
画像:JR東日本のニュースリリースから