国土交通省,大阪メトロ御堂筋線で終電延長の実証実験を実施

大阪市高速電気軌道30000系

写真:大阪市高速電気軌道30000系  松本洋一撮影  西中島南方にて  2018-4-1

国土交通省は,大阪市高速電気軌道の協力のもと,2020(令和2)年1月24日(金)と2月21日(金)の深夜に,御堂筋線の終電時刻を延長する実証実験を行なうと発表した.
 これは,政府が2016(平成28)年に策定した「明日の日本を支える観光ビジョン」において,訪日外国人の受入れ拡大や消費促進を図るためには,夜間(ナイトタイム)を有効活用した新たな消費機会の創出や,ナイトライフの満足度向上につなげることが重要としており,夜間の周遊のための環境整備の一環として実施するもの.
 上記2日間は,御堂筋線(江坂—なかもず間)の終電時刻を,おおむね2時間の延長(なかもず23:47発→1:47発/新大阪0:02発→2:01発)とし,延長時間内は上下線ともおおむね15分間隔で運転を行なう.これにより,沿線エリアにおける夜間の消費動向や人口流動,交通需要に与える影響を,外国人と日本人などの属性に分けて,ビックデータなどを活用して調査する.あわせて,深夜運行の実施において,鉄道事業者側の課題や対応策についても確認する.
 今後は,上記の調査結果などを踏まえ,2019(令和元)年度中に夜間の周遊行動に係る調査手法を確立し,2020(令和2)年の東京オリンピック開催期間中に予定されている首都圏の公共交通機関の終電延長での影響などもあわせて把握することで,夜間の交通アクセスの充実に向けた環境整備を進める.