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特集 211系顔の電車たち
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JR九州,D&S列車『黒い787「36ぷらす3」』の車内レイアウトを公開

JR九州,D&S列車『黒い787「36ぷらす3」』の車内レイアウトを公開

JR九州では,2020(令和2)年秋から運転を開始する新しいD&S列車『黒い787「36ぷらす3」』について,車内レイアウトのイラストを公開した.

JR九州,D&S列車『黒い787「36ぷらす3」』の車内レイアウトを公開

 『黒い787「36ぷらす3」』は,787系6両を改造することが2019(令和元)年11月に発表されている.1号車は,グリーン個室(定員4席,4室)で既存のグリーン個室1室に加え,3室を新設する.新設される個室は,パーテーションの高さを抑え,明るく開放的な空間とし,クラシックな雰囲気の落ち着いた色調とする. 2号車にもグリーン個室(定員6席,3室)を設置し,車いす対応座席が用意される.

JR九州,D&S列車『黒い787「36ぷらす3」』の車内レイアウトを公開

 3号車には,グリーン個室(定員2席,6室)とビュッフェが設置される.17年ぶりに復活するビュッフェは,九州の魅力的な飲み物,食べ物などが提供される.ビュッフェ中央には,モダンで近代的なイメージのカウンターを設置する.

JR九州,D&S列車『黒い787「36ぷらす3」』の車内レイアウトを公開

 4号車は「マルチカー」とし,乗客の共用スペースとして使用できるほか,カウンターでタイムリーな商品や特別な飲料の販売など,ライブ感あるサービスの提供が検討されている.また,客室乗務員の案内とともに楽しめる体験メニューも検討されている.また,5号車,6号車は座席タイプの客室とする.なお,販売価格や販売条件は検討中で,決定次第発表される.
 『黒い787「36ぷらす3」』は,「九州のすべてが,ぎゅーっと詰まった“走る九州”といえる列車」をコンセプトとし,列車名の「36ぷらす3」には,「世界で36番目に大きい島,九州全県を巡る同列車が,5つのルートに,九州を楽しむ35のエピソードをぎゅーっと詰め込んで,乗客をお迎えし,全ルート楽しんで,乗客自身に『36番目のエピソード』を語ってもらう」という想いや「この列車で,驚き,感動,幸せをお届けし,『お客さま,地域の皆さま,私たち』でひとつになって,39(サンキュー!)=感謝の輪を広げていく」という想いが込められている.
 運転は,日中の時間帯とし,年間45週程度を予定.ルートは,木曜に博多→熊本→鹿児島中央(肥薩おれんじ鉄道経由),金曜に鹿児島中央→宮崎,土曜に宮崎空港・宮崎→大分・別府,日曜に大分・別府→(門司港)→小倉→博多,月曜に博多→佐賀→長崎/長崎→佐賀→博多とし,曜日単位で乗車できるものとする.なお,列車には宿泊設備を備えず,乗降は,ルートに記載の各駅を予定している(門司港駅を除く).

写真提供:JR九州

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