小田急電鉄は, 2020(令和2)年3月14日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
平日は,朝ラッシュ時間帯の各駅停車の10両編成化を進め,新宿に7:55から8:35までに到着する上り各駅停車は,すべて10両編成となる.下り列車についても,集中混雑区間へ列車を増発することで,混雑緩和と定時性の向上を図る.
夕ラッシュについては,帰宅ラッシュの時間帯が早まっていることから,新宿17:33発急行唐木田行きを本厚木行きに変更し,混雑緩和を図る.また,夕ラッシュ時間帯の定時性を高めるため,下り列車が集中する新百合ヶ丘で小田原線の列車が多摩線ホームを使用する「3線運行」の開始時刻を前倒しする.
夜間については,下り急行列車の経堂停車を21時台以降へ拡大し利便性を高めるとともに,利用状況にあわせ21時台に新宿を発車する各駅停車の運転本数を8本から6本へ見直す.新宿22:43発急行唐木田行き以降の多摩線直通急行については,新百合ヶ丘から各駅停車唐木田行きに種別変更することで,新宿から多摩線各駅への乗換え利便を向上する.平日21時以降の下り特急ロマンスカーは,新宿発車時刻を,毎時00分(小田原方面),20分(藤沢方面),40分(小田原方面)に変更する. なお,最終の特急ロマンスカーは,23:40新宿発本厚木行きとなる.
土休日は,観光ニーズの高い時間帯に,特急ロマンスカーを1本増発するとともに,新宿9:00発の“スーパーはこね”を70000形「GSE」または50000形「VSE」から30000形「EXE」または「EXEα」での運転とするなど,定員数を踏まえた一部列車の使用車両変更を行なう.また,新宿を10時台に発車する快速急行1本を小田原まで延長するほか,新宿発の快速急行を1本増発する.多摩線では,新百合ヶ丘を13:00~16:08に発着する新宿—唐木田間の急行を新百合ヶ丘で種別変更し,多摩線内を各駅停車として運転することで,利便性向上を図る.
特記以外の写真は小田急電鉄提供