JR東日本では,2020(令和2)年度の冬期間(2020年12月〜2021年3月)に1泊2日コースを新たに設定すると発表した.また,これまで運転してきた2泊3日コースについても,内容を大幅に変更する.
新コースとなる1泊2日コースは,ミドル世代から要望が多かった週末(上野駅・土曜日出発)での運行として,「東日本の旬」コースでも好評であった関東をめぐるルートに設定.「東国(とうごく)の冬日の光を受けて、聖なる社の森から太平洋をめぐる旅。」をテーマとし,冬季晴天の多い関東の「絶景」を中心とした行程となる.1日目は上野→鹿島神宮→佐原と経由し,途中の鹿島神宮で下車観光を実施.佐原駅から再度「TRAIN SUITE 四季島」に乗車する.そのまま車中泊となり,2日目は根府川→小田原→上野と乗車し,途中の小田原で朝食と下車観光が設定される.
2泊3日コース(上野駅・火曜日出発)については,停車駅などコース内容を一新し,「東北の長い冬に息づいてきた、手仕事のぬくもりと幻想的な民話の世界への旅。」をテーマに,東北の文化や手仕事,雪国ならではの景色を体感できる行程となる.1日目は上野→北上→遠野と乗車し,遠野で下車観光と夕食が設定される.2日目は遠野→青森→弘前と乗車し,津軽・弘前地区での下車観光と昼食を設定.3日目は弘前→松島→上野のルートで,途中の松島で下車観光となる.なお,新コースの申込受付は2020(令和2)年春の予定で,コース詳細や販売価格などについても,受付開始にあわせて発表される.
このほか,地域に根ざした工芸品と「TRAIN SUITE 四季島」のコラボレーション商品に,新たに4商品がラインナップされた.
新商品は,長野県千曲市の名産である杏の木を使用した染物「千曲染め」のナプキン,車内で使用している栃木県の「栃木レザー」を使用したバッグハンガー,福島県南会津産のニオイコブシや杉などの精油を使用したオリジナルアロマ(スプレータイプ),「TRAIN SUITE 四季島」オリジナルフレーム切手で,いずれも「JRE MALL」内の四季島専用ページで販売されている.
写真は特記以外JR東日本のニュースリリースから